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レストラン、メトロポールは1985年に六本木のテレビ朝日通りにオープン。 元ロイヤルカレッジ・オブアートと英国AAスクールの教授であった前衛的なコンセプチュアル・ワークを展開しているNigel Coatesが設計建築、チェンがプロデュースを手がけ、当時ミニマリズムが支配していた日本国内の飲食空間開発スタイルに多大な影響を及ぼしました。照明器具からドアノブ一つに至るまで徹底的に拘った空間演出がなされ、 英国の正統派倶楽部をインダストリアル・バロックというコンセプトに置き換えたロンドンと上海が交差する空間でした。巧妙に再現された細部からなりたつ空間は、Coatesが表現するナレーティブ・アーキテクチャでした。日本で初めて、コンセプトと空間プロデュースという考え方が紹介されたプロジェクトです。